沖縄サヴァイヴ

singer songwriter 安仁屋雅実 :ガリンペイロでの音楽活動・FMたまんDJ・紀州犬・子育て・ラグビー・波乗りの話 etc   

リスペクト

ガンジー

ライヴの時に、カメーがやたらとガンディーを連呼していて

「そういえばガンジーのスローダンサーって流行ったなぁ」と 内間さん

「それって ギタリストのガンジーのこと?」

「いや オキナワンロックは詳しくないから 同じ人かは分からないけどさ 
80年代頭ぐらいだよ まさみたちは小学生ね?」

「82年で 10歳 4年生か・・・ もう歌番組 見なくなってたので記憶にないっすね~」

という 会話があって
気になったので検索してみました。

内間さんが言っていたスローダンサーを歌っていたのは
やっぱりギタリストのガンジーさんでした。

ガンジーさんといえば オキナワンロックを代表するギタリストです。

70年代初頭 キャナビス、 その後 サンディエゴで活動(西遊記の曲を担当)していました。



最近でいえば ガンジーさんと SSW,女優として活躍した リリィさんとの
子どもであるファジー・コントロールのJUONさんがドリカム吉田さんと結婚して話題になりましたね。


ガンジーさんがギタリストとして名を馳せたのは 実はキャナビスが初めではありません。

オキナワンロックというと アメリカ兵を相手にのみ 演奏され 発展していったというのは
事実ではありますが 全てではありません。

ビートルズを筆頭としたロック旋風は 沖縄の普通の中学生や高校生にも直撃しています。

高校生たちは自分たちでバンドを組み始めました。

生徒会で集まるなどと 虚偽の申請をして 公民館を借りて
バンドが演奏するダンスパーティーなどを 高校生が企画し 実行しています。

今の様に ライヴハウスなどなく  夜の世界は ヤクザが完全に仕切っていた時代ですから。

そこで 60年代の高校生は自主企画ライヴをやっていたんです。

まさに ガレージロック!

そうです。 オキナワンロックには もう一つ この流れがありました。

その中でも ビートルズを演奏し 高校生バンドで人気を集めたのがチャーマーズです。

チャーマーズの演奏を聴きに来たオーディエンスで《ビルが揺れた》と新聞記事にもなったそうです。

強烈なシャウトでチャーマーズの看板であったボーカルのオキー
そこに腕利きと話題のギタリスト ガンジーが加わり
チャーマーズはコザに進出
ここでも人気は爆発しています。

沖縄大百科事典で オキナワンロックを紐解くと

黎明期にウィスパーズやチャーマーズが人気を博し・・・と記されています。

なぜ 今 ウィスパーズだけしかメディアに登場しないのか
沖縄ロック協会会長の喜屋武さんが在籍していましたからね ウィスパーズには
いまも音楽に携わっている方のバンドだけが 
かつて人気があったように書かれるのは仕方ないことです。

ネット時代です。 ガンジーさんを検索した方が
なるほど こういう歴史もあったのか! と知って頂けると幸いです。

チャーマーズを出発点に キャナビス、サンディエゴ
そしてスローダンサーのヒットを飛ばしたガンジーさん

覚えておいて欲しい 沖縄が誇るギタリストです。



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