レイラ

さみぃ

2016年09月14日 14:46

『ガリンペイロのすべての若き野郎ども』
FMたまん(76.3MHz) 毎週水曜21時から55分間の生放送!
今夜は
『デレク&ザ・ドミノス』(1970年発表)
『いとしのレイラ』から曲を紹介していきます。



先々週、先週 紹介したデラニー&ボニー&フレンズ。 

その音楽に魅せられたエリック・クラプトンはフレンズの仲間となります。 
デラニーたちの 英国ツアーをプッシュしたのもクラプトン。
その際、バンドにクラプトンの入る余地は無かったのですが、
フレンズのギタリスト・ジェリー・マギーがベンチャーズに入ることになり、
クラプトンがギタ―の座を獲得します。 
デラニー&ボニー&フレンズのアルバム【オン・ツアー・ウィズ・エリック・クラプトン】
この時のライヴ音源を収めリリース。 

デラニーのプロデュース、トム・ダウドがミックスを手掛け、フレンズのメンバーがバックを務め 
初ソロ作品【エリック・クラプトン】をリリース。 
そしてフレンズのメンバーだったボビー・ウィットロック、カール・レイドル、ジム・ゴードンと
新しいバンド【デレク&ザ・ドミノス】の結成に至ります。

ダウドがオールマン・ブラザーズバンドのデュアン・オールマンと親交があったことから
本作のセッションに参加しています。
こうしてスライドギターの名手 スカイドッグこと デュアンの名演も収められました。

本作におけるクラプトンは 良き理解者を得て 溢れんばかりの才能を発揮!
ブルースを下敷きにしながらもポップな作品も披露しています。
冒頭の3曲はその最たるものでしょう!
ジミヘンのカバーも聴きものです!

レイラは言わずと知れた 親友ジョージ・ハリスンの奥さんに対する激しい恋心を秘めた歌・・・。

クリーム解散後、ブラインド・フェイスもうまくいかず、
ジョージに教えてもらったデラニーたちの音楽に心酔し、やっと自分の歩く道を得たというのに。

デラニー達からアメリカ南部音楽を学んだクラプトンは ここでもフレンズのメンバーをごっそり持っていきます。
バンドを失ったデラニーたちの苦労が目に浮かびます・・・  

色んな所にお世話になったのに、またまたクラプトンはメンバーと揉めて
デレク・&ザ・ドミノスは2nd制作時に解散してしまいます。

浮き沈みの激しい人生を送って そのポイント、ポイントで名演を残したクラプトン。

生き様はまさにブルースではあるのだけれど・・・・。 人としては不義理な印象は拭えません。

何はともあれミュージシャンとしては、クラプトンが新しい音楽を身につけて 
登り竜のごとく進化していった様が本作には収まっています。  



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