『ガリンペイロのすべての若き野郎ども』
ＦＭたまん（76.3ＭＨｚ）毎週水曜21時から55分間の生放送！

今夜は【ザ・カーズ】
5thアルバム『ハートビート・シティ』(84年)から曲をお届けします。



カーズのフロントマンであったリック・オケイセックが9月15日に亡くなったという訃報が届くも・・・。

丁度その時期は「くるちの杜音楽祭」の準備で忙しくなると思い、
ラジオ放送の準備を前もってしていた為、差し替えもできず。
遅くなりましたが今夜、カーズの音楽を掛けて参ります！

カーズはリック・オケイセックとベンジャミン・オールを中心に70年代初めにバンド活動を開始。
78年にメジャーデビューを果たし、ニューウェーヴ・バンドとして成功を収めます。

本作は彼らの代表作！
例えばアルバム収録曲のシングル「ユー・マイト・シンク」は、第1回ＭＴＶアウォードを受賞しています。
マイケルの「スリラー」やシンディの「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」を押さえてです。　
ということでアメリカ本国では大人気でしたが、何故か日本においてはマイケルやシンディと比べると影が薄いですね。

よくロキシー・ミュージックに影響を受けていると言われますが（確かに「ドライヴ」のみを聴けばそうですけど）、

今回、久しぶりにじっくり聴いてみると、ポップ路線に切り替えてアメリカ進出したムーディーブルースや
同世代のトーキングヘッズなどと、ともに影響し合っていたのでは？と感じました。

88年に解散。カーズは大半でリックが曲を書き、ボーカルをリックとベンジャミンで分け合って歌っていました。
のちにリック以外のメンバーが再結成に踏み切っています。
ベンジャミンはすでに亡くなっており、リックが拒否した為、ボーカルにトッド・ラングレンを迎えるという荒業に。
その後2010年にリックがボーカルに戻り、オリジナルメンバーで再スタート。　
翌年、なんと24年ぶりとなるカーズの新作アルバムをリリ－スしています。
ボーカルを担当し、楽曲制作も担ってきたリックの死は、そのままバンドの幕引きとなるでしょう。
合掌。


今週も宜しくお願い致します！