勝手に「唄方プロジェクト」連動企画!

さみぃ

2024年09月25日 15:26

『ガリンペイロのすべての若き野郎ども』
FMたまん(76.3MHz)毎週水曜21時から55分間の生放送!

くるちの杜の活動とともに、宮沢和史さんがライフワークにしている活動が
「唄方プロジェクト」です。
私も参加したので、自宅に家宝として「唄方」のCDセットが鎮座しております!

さて、この度、「唄方プロジェクト」が世界に飛び出します!
10月に宮沢さん、平田大一さんが沖縄からジャマイカへ!
それを記念し、勝手に連動企画~!
「ジャマイカ音楽」を特集して参ります!


「スカ」は、諸説ありますが
ジャマイカで、アメリカのラジオを聴いていると電波の感度が悪く2拍目、4拍目が強調されて聴こえた為に生まれたとも言われます。
早いリズムのスカから60年代半ばになると、今度は「モータウン」等の影響を受けてテンポを落とした「ロックステディ」が生まれます。
そして「レゲエ」が生まれます。こちらも諸説ありますが、トゥーツ&ザ・メイタルズが68年にリリースした曲「ドゥ・ザ・レゲエ」が史上初めて、レゲエというワードを使っていて、それ以降にレゲエと呼ばれていきます。
ビートルズが(ポールが)「オブラディオブラダ」をリリースしたのは、ほぼレゲエの発生と同時期ですから、恐ろしい感度であります。

72年のジョン・レノンのライヴだったと記憶していますが、MCで、これからはレゲエの時代になる!と予言しています。
しかし、会場はアメリカ。 観客はポカーンとしています。
世界中のロックリスナーがレゲエを体験したのは、1974年、エリック・クラプトンがボブ・マーリーの「アイ・ショット・ザ・シェリフ」をカバーした後からです。
歴史的背景を知らなければ、英国のミュージシャンが何故? レゲエを?と、思うかもしれませんが、

約100年間、ジャマイカは英国の植民地でした。
独立後、働き場所を求めて、多くのジャマイカ人が英国に移住しています。
その為、ダイレクトにスカやレゲエを英国人も耳にすることになります。

70年代の2トーンや、ロンドンパンクとのスカやレゲエの融合は、起こるべくして起こった反応でした。

さて、前置きはこれぐらいにしまして。
ジャマイカのミュージシャンで世界的なスターとなったのは、やはり真っ先に上がるのはジミー・クリフでしょう。
「ザ・ハーダーゼイ・カム」での演技もカッコよく、スターそのものです。
「ザ・ハーダーゼイ・カム」にするか、グラミー受賞の「クリフハンガー」か、迷いましたが
今夜は個人的な想い出のあるアルバム「シンキング・アバウト・ジ・アース」(89年作品)から曲をお届けします!



ボブ・マーリーが亡くなり、レゲエは死んだかのように言われたり、ジミーの曲は軽すぎるだのなんだの・・・。
だけども、ジミーの書く曲はホントに耳に残るし心に響くメロディが多い。
伸びやかな声と、説得力のある歌声、声量!
文句なくレゲエの未来を予見し、切り開いた第一人者だと思います。
時間の許す限り、かけていきます!

今週も宜しくお願いいたします。